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トゥーラ年代記

第7章の 37 

高く低く、燕が虫を追って飛び交っている。
・・・のどかだなぁ。
草原に寝転がり、ぼんやりと考え事をする。
こっちでは、この時期に飛ぶんだ、こいつら・・・

遠くからは、武術大会の歓声が聞こえてくる。
シャークは負けたため、ようやく開放され、のんびりとしている所だ。
物言いは付いたものの、結局、シャークの膝が先と判定され、
対戦相手が、3回戦に進んだのだった。

一抹の悔しさはあるものの、気分は良かった。
念願のとうもろこしも食って、腹も満たされていた。
会場からあまり離れないなら、特に咎められる事も無いと知って、
近くの草原で、ごろ寝としゃれ込んだのだった。

昨夜は、対戦相手と意気投合し、大いに食い、かつ飲んだ。
そのまま、彼のテントで眠って、朝を迎えたのだった。
対戦相手と、試合会場まで出かけたものの、なんとなく観戦する
気にはなれず、とうもろこしと、玉葱の炙った奴を買い、ごろ寝と
しゃれ込んだのだった。


次章に続く


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