第3章 藍の7 第6ターン 続き 男の引いたのは’地’ 山と契約し、召喚を始めた。 男『先導せしものよ! 主の声に答えよ!』 ・・・、また小鬼か、ぞろぞろと、うざってぇ(−−) 男は攻撃をせず、そのままエンドした。 スタンドの小鬼どもが、ざわつく。 時間をかければ不利になるはずなのに・・・、 何か策があるのか? それとも・・・ 第7ターン 考えても仕方が無い。私は自分のターンを進める事にした。 ・・・’地’が引けない。 あと1つ、’マナ’があれば、好きに暴れられるのに! 泣き言を言っても仕方が無い。引いてきた呪符を使用し、 手駒を増やすことにした。 私『秘教を奉じし者よ! 我が下に!』 見慣れた若者が、ハルバードを担いで、現出する。 私はエンドを宣言した。 もう1マナ無いと、自由に動けなかったし、男が時間をかけて 作り上げる戦略を見てみたくなったのだ。 男も’地’が引けない。 決闘の神様は、なかなかプロデュースがうまいようだ。 ・・・小鬼どもに、賄賂でももらってるのだろうか?(−−) 男は立て続けに手駒を2体、召喚した。 男『執行せし者よ! その力を我に捧げよ!』 そして、 男『無限に変わりしモノよ! 主の声に答えよ!』 黒い頭巾で顔を隠した司祭と、妙な影が現れた。 司祭の方は、どす黒く血がこびり付いた椀をを持っている。 影の方は、’ぼやけ’が掛っていてはっきりと視認出来ないが、 8本足の蟹と言うか・・・、甲羅の硬い蜘蛛みたいな感じだ。 ・・・黒司祭と、未確認生物かよ(−−) 男の手勢は6体、こちらの2倍だ。 にもかかわらず男は攻撃指示を出さず、エンドを宣言した。 とたんに、小鬼どもから飛ぶブーイング。 男はそれをねめつけ、大声で怒鳴り返した。 男『うるさい! 見せ場がみたければもう少し待っておれ! 最高の殺人ショーを見せてやるわ!!』 ・・・いや、自信があるのは結構だが、マント翻して言い放つと、 変態にしか見えんぞ?(−−) 第8ターン ・・・’地’が引けない。 私『疾風の名を持つ者よ! 我、そなたと盟約を結ばん!』 引いたばかりの航空戦力を呼び出してエンドする。 男も’地’が引けない。 男『炎波を発っせし者よ! 主の声に答えよ!』 小鬼をもう1匹、呼び出して終わった。 第9ターン ・・・マナの神に嫌われたか、’地’が引けない! 通常なら、ブロックされない航空戦力で、好きに暴れるところだが、 敵の小鬼集団の数と、特殊能力を考えると、ブロッカーを 減らすわけには行かない。 私『歴戦のエイブンよ! 我が声に答えよ!』 新たに1体を呼び出し、エンドを宣言した。 男は呪符を引き、にやりと口元を歪めた。 ・・・くそぅ、’地’を引きやがったか(−−) おもむろに’沼’と契約し、生物を呼び出した。 男『蹴爪をとぎし者、主の声に答えよ!』 鬣が硬化し、剣状になった獣が現れる。 と、先ほど出てきた小鬼が、その背に跨り、槍を構えた。 ・・・まずい、あんなのに突撃されたら、めっちゃ痛そうだ(−−) 次章に続く。 |