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昔話


むかし、むかし、

人々は、争うことを知らず、平和に、つつましく

暮らしていました。

あるとき、それをつまらなく思った、戦の神様が、

人々に、武器の使い方を教えました。

しかし、争いで死ぬものが出ては、かわいそうだと思い、

生き返りの法も覚えさせようと、こう仰りました。

「使い方が判れば、次は、生命の神を訪ねるといい」

人々は、戦の神様に教わった通り、生命の神様を訪ね、

教わった通りの、方法を試しました。

それ以降、生命の神様はお隠れになり、人は死ぬ定めを

負ったということです。


どっとはらい

東都神話録より、抜粋

「ほ〜、・・・絵物語か、またこれは、教養あふれる本を
お読みだな、外務卿は(^^)」
 うれしくてたまらないって顔で、リューさんがちょっかいを
入れる。
 場所は、ミレルの私室、外務卿ミレルは、やっとの事で、
政務を片付け、一人の時間を、楽しんでいた所だった。
「何です?! ノックもせずに無礼な! ・・・それにこれは
絵物語ではありません! 絵文字で書かれた、神代の
貴重な記録です!!」
 見る見る不機嫌になり、兄に食って掛かるミレル。
彼の部下が見たら、卒倒しかねないほどの、怒りの表情を
浮かべている。
・・・が、もちろん我らがリューさんが、そんな仔細な事を
気にするはずが無い(笑)
「まぁまぁ、落ち着きたまぃ、ミレルくん(^^) そんなに
怒りっぽいと、嫁の貰い手がなくなるぞ?」
 外務卿は、反射的に怒りを増し、・・・そして大きく溜息を
ついた。
「・・・それを言うなら、嫁の来手が、無くなる、です。
私は、男ですから、嫁には行けません」
 うんざりしながら、それでも律儀に突っ込みを返す、ミレル。
・・・それが、リューさんに絡まれる、要因の1つだと、
思うのだが(^^;
「そうか〜? 残念だなぁ、こんなに綺麗で、可愛いのに(^^)」
 ぬけぬけと、言い放つリューさん。
 その台詞に、外務卿がついに、こう言ってのけた。
「・・・怒りますよ? 兄上?」
表情は、完全に押し殺している。
こ、・・・コワい(^^;

 ここまでだ、と、思ったのか、リューさんは後ろ手に
隠し持っていたワインを、目の前に掲げ、
「ハッピー・バースデイ、我が弟よ(^^)」
と、言った。
 ミレルは、その様子をぽかんとした表情で眺め・・・、
やや間をおいて、こう言った。
「・・・忘れられてると、思ってましたよ。 ・・・と、言うか、
私自身が、忘れてました。」
 その台詞を聞いたリューさんは、大げさに溜息をついて見せ、
「祝いがいの、無い奴だな〜(−−) これでは、みんなが
入るに入れないではないか。」
と、言った。
「・・・みんな?」
 不思議がる、外務卿の前に、ぞろぞろと、大勢の人々が
入ってきた。

 そして、・・・宴会は、朝まで続いたとさ(笑)

どっとはらい


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