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miuの日記
第4章 洞窟3 巌鉄の日記の2
地下二階最深部で、巨大なジェネレータを見つけた。
半ば予想はしていたが、実在するそれを見た時は、
呆れて、言葉が出なかった。
人間ならこういう時、大きく口を開け、感情を表現するのだろう。
あいにくと私の顎は、開くようには設計されていない。
あまりにも巨大な為、調査に時間が掛かりすぎる。
渋るミウに簡易防寒服を渡し、手分けして二人で調べる事にした。
ジェネレーターのエネルギー蓄積率と、そのルートを調べていると、
レシーバーからミウの、『あ”・・・』と言う小さな呟きが、聞こえてきた。
何事か?と思い、センサーでミウの位置を探る。
ミウは、ジェネレータの裏面に回りこんでいるようだ。
壁と機械の間に隙間があり、そこからコードが延びているらしい。
『ミウ、どうした? 』
『んー、・・・あはは、なんでもない^^; 』
『ん? 何があった? 』
『何もないよー^^; つまずいてコード抜けちゃったから、刺し直したー』
・・・抜いたんかい(−−)
ミウと会話をしている間、機械の振動が少しずつ大きくなっていく
気がした。
念の為、ミウが引っこ抜いたケーブルの先を、スキャンする。
岩盤で終わりだと思っていたが、その先に空間があるようだ。
どうやら巨大な水路らしい。
なぜ、洞窟の先に水路・・・。考えている間にも、振動音は大きくなる。
ミウに帰ってくるよう指示し、ジェネレータの件をギルドに報告送信した。
’エラー、・・・ソウシンサレマセン’
何度やっても、出来ない。どうやらこのジェネレータのエネルギーが
干渉しているようだ。
ミウのやつ、いったい何をやらかしやがった(−−)
そういえば、ミウが帰ってきてない。無線で呼びかけるが、ノイズが酷く
返答が無い。
・・・やばい! 何かは判らないが、とにかくやばそうだ!
さっさとここを離れろと、私の中の何かが警告を発している。
私はミウを探す為、ジェネレータの裏に回り込もうとした。
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/ SEGA, 2000, 2001.
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次章に続く。
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