直線上に配置

トップ物語

トゥーラ年代記

第6章の16

騎士連合の罠の11

王の帰還

 朝、まだ早い時刻、城門の前でちょっとした騒ぎが起こって
いた。
 これ以上は汚しようが無いって程、擦り切れた一行が、城に
入ろうとして、門番と押し問答になったのだ。
「だ〜か〜ら〜、俺はこの国の王だといっとろ〜が!!」
「はいはい、だったら、私は神聖帝国の皇帝だよ(−−)。」
「!! ・・・まじめに聞け〜〜!!、 うが〜〜〜!!!」
・・・あ、キれた(^^; 結構ストレスたまってるのね(^^;
「・・・あのなあ?! 王を僭称するなら、もちっとマシな格好して
来い!! 大体、王様なら、昨日もバルコニーでお見かけしたわ!!」
 ・・・門番も負けてない。こちらも、結構ストレス溜まってるようだ(^^;
「昨日? ・・・ああ、そりゃミレルだ(−−)、い〜から通せ!!」
「通せと言われて、ハイそうですかって通せるか!! んなこと
してたらおまんま食い上げだっての!! ・・・第一、外務卿と陛下を
見間違えるか!!!」
「ああ”?! 何でだ! 2人は兄弟だろうが!!」
「お2人と言え!! ・・・お2人は、着てる服が違うわい!!!」
 ・・・、服か? 服だけなのか?! 門番その1よ(^^;
 凄い回答に、クレームつけてた男も、黙り込んだ。 ・・・あ、眉間を
揉んでる。どうやって説明しよう、って顔だ(笑)

 ・・・そこに、一人の男が登城してきた。
ランカスター卿である。昨夜遅く、皇帝領から侵略あり、との報を受け、
寝ずに対策案を練り、そのまま登城してきたのだ。
 そこに、この騒ぎである。
・・・うざい(−−)、 黙って横を通ろうとする軍務卿に、一行の一人が
声を掛けた。
「・・・閣下? 閣下!! ラインハルト他3名、ただいま帰還いたしました!!!」
 上官に会えたのが、よほど嬉しかったのか、ラインハルトと名乗った
人物は、涙目になっている。
 ・・・おや?一行の一人が泣き出した。
「・・・良かった、ほんとに、良かった(泣)、・・・これでお風呂に、入れる
よ〜〜(大泣)」
 ・・・どう言う旅をして来たんだ? 君たち(^^;
「こらあ! ライちゃん!! 他、3名とは何だ?! 他、3名とわ!!
俺は、この国の王だぞ!! うが〜〜〜(><)!!!」
・・・あ”、またキれた(^^;


次章に続く


プラモ&パズル まじっく トップへ

直線上に配置