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トゥーラ年代記

第6章の11

騎士連合の罠の6

ミラン城にて

 トゥーラでは、『リュード国王』が、謁見を行っている。
国内に入ったのは、これ見よがしに怪しい4人組他数名・・・。
 奴の性格から言って、じっとしているとは思えん、トゥーラに
居るのは影と見てよかろう・・・。・・・、まさか、・・・いや、しかし・・・。
「閣下!、ゲオルグが、謁見を求めておりますが・・・」
「・・・、私は思考を中断されるのが嫌いだ、前にそう言わなかった
かな?」
「は! 失礼いたしました!! ゲオルグめには、私から、きつく
言っておきます!!」
「・・・(−−)、・・・いや、通せ」
「はぁ? ・・・よろしいのですか、ご思考の邪魔をしても??」
「・・・いいから通せ! おまえは下がってよい!!」
「は?! ・・・は!!」
 ・・・、寝首を掻かれない用心とは言え、もう少し、・・・もう少し
まともな人材が欲しい(−−;
 ルードヴィッヒ32歳、ココロの声であった。

 ・・・ゲオルグの目が確かなら、奴は、裏の裏をかいてきた、と、
言うことか。
偽物なら、旅人を襲う国、とのそしりを受ける・・・。本物だとは
言い切れん。
 ・・・、・・・ファンのウルバス殿に、ご活躍願おうか。
ファンに追い込んで、国境を固めよう。本物なら、必ず包囲網を
抜けて南下する。そこを捕らえれば良い。
 ・・・幸い、顔はゲオルグが見ている、適任だろう。
情報が誤っていても、それは、ウルバスの早とちり、だ。
『竜の盟約』発動中の同盟国への裏切り行為には、それなりの
対処をしなければならんだろう。・・・盟主国としてな。(ニヤソ)


次章に続く


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