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路上の3
「だ・か・ら〜、わしは違う、と言っとろうが?」
「ま〜、ま〜(^^)」「詳しく聞くから、詰め所で(^^)」
貼り付けたような笑顔と、有無を言わせぬ強い態度。
どうやら、中年男も、しょっ引かれて・・・、いやいや
”事情聴取”とやらに、付き合わされたようである。
・・・まあ、3人伸びてる所に居合せて、無関係ですって
言ったって、信じちゃくれんわな(^^;
・・・ややあって詰め所内、
「お!、今日の警邏隊長は、スライ君か!(^^)」
「へえ?、隊長知ってるの?」「まあ、名前は張り出してるしね〜」
2人の警邏はにべもない。
「隊長!、不信人物2名、身柄を確保しました! これよりじんも・・・、
事情聴取に入ります!!」
「ご苦労さん」
そう言って書類から顔を上げた隊長の目が、ほぼ真円になるほど
大きく見開かれた。
「・・・器用な目だな。」
ぼそりと長獲物の男。
「す、スコット卿?!」
隊長の声は1オクターブほど跳ね上がった。
「よお!(^^)」
中年男は、気軽に返す。
今度は2人の警邏が、目を見開く番だった。
・・・やれやれ、職務に忠実だっただけ、なのにねえ。
次章に続く
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