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路上の5

 ・・・想像してほしい。さわやかな朝、小鳥の鳴き声に起こされると、
目の前に中年男の顔が、どアップで迫っている所を。・・・しかも
ん〜(><)って感じでくちびるを突き出してる所を。
 オレは、ベットの上で、2メートルはとび退り、パニクったネコ
よろしく、全身の毛を逆立てた。・・・たぶん、目もまん丸に見開かれて
ただろう。

「・・・ったく、あれが内務卿のする事かぁ?!」
 朝食の席、まだ動機が収まらない、あの時目を覚まさなかったら・・・。
「いや、すまんすまん(^^)、つい悪戯をな(^^)」
 口では謝っているが、まったく反省の色は無い(−−) ・・・この
オヤジ(怒)
 内務卿スコットの名は知っている。カミソリより切れる男、と聞いて
いたが・・・、噂とは当てにならんものだ(−−)
「しばらくこの町にいるんだろう?、ここを使って良いぞ(^^)」
「・・・そりゃ、ありがたいが? ・・・」
 何が条件だ?と、声に出さずに聞いてみる。
朝のアレなら、今すぐ出て行くつもりだ!
「わはは(^^)、心配するな!アレは冗談だ!!」
 ・・・ホントか?
「お前が昨日、ぶち倒した連中、十字流と言う剣道場の門下生だ。
貴族や騎士の子弟が多い所でな? やたら面子にこだわる。」
「・・・で?」
「街中の宿屋で、騒ぎを起こされちゃ堪らん。しばらくココに居て
ほとぼりを冷ませ。」
「・・・それはいいが、出歩くのを控えるつもりは無いぞ? ココに
居ちゃ、かえって迷惑が掛かると・・・」
「何?! 出歩くだと! いかん、いかん!(><) そんな事を
されては私の仕事に差し支える!! 絶対、出入りを見られては
いかんぞ?!」
 ・・・口調は厳しいが、目が笑ってやがる(−−)
十字流(の面子)を潰すのが、宿泊代って訳か。
 ・・・この、タヌキオヤジ(−−)
「・・・そう言うことか。」
「何? 良いか? 絶対に町で騒ぎを起こすなよ?! たとえ、
どこかの門下生が、権威を盾に無法を働いても、警邏が手を
出せない以上、どうしようもないからな?(^^)」
 ・・・ニコニコしながら言う台詞か?
「でわ、わしは仕事に言ってくる。おとなしくしておくのじゃぞ?
まいはにー(^^)」
「う”、・・・死ね! この、くそ中年!!」

 笑いながら出て行くスコット卿。その手前で、長柄物はマジで
悪寒を覚えているようだ(^^;
 ・・・それにしても、いつになったら名前が出てくるんだ?
この男(^^;


次章に続く


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