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ハッシ 治世30年
3
月光に照らされた屋根の海を、軽やかに渡っていく影が2つ。
・・・やがて、波静かな入り江のような、木々に囲まれた
豪邸の庭に、辿り着いた。
繁華街の賑わいも、ここでは遠い潮騒のようである。
「・・・パパの家って、ここかなぁ?」
「にゃぅー、・・・にゃにゃ」
「そうね! 入ってみれば解るもんね(^^)
じゃ、カーボ、いつもの奴、お願いね!(^^)」
「にゃ!」
場面は酒場に飛ぶ
「き・さ・ま・ら〜! ・・・なにをやっとるか〜〜!(><)」
「うぶ?!」
「あたつぁ(><)」
片方が、飲んでたビールを噴出せば、もう片方はビールを
喉に詰まらせている(^^;
2人が恐る恐る振り返ると、鬼の形相で仁王立ちになった、
隊長がいた。
「あ”・・・た、隊長どうも(^^;」
「隊長も、飲・・・ま、ないっすよね(^^;」
「当たり前だ〜(><)! 猫仮面からの予告が届いたんだ、さっさと
いって来い〜!!!」
・・・ぜえ、ぜえ、ぜえ。息を切らしながら、部下をねめつける隊長。
・・・鬼気迫るものがあるなあ(^^;
警邏コンビが慌てて出ていくのを、いまいましげな表情で見送り、
隊長はおもむろに言った。
「・・・一杯くれ」(爆)
・・・あんたも、この街の住人だね(^^;
再び、場面は豪邸に飛ぶ。時間はやや巻き戻る。
「・・・ここでもなかったな〜」
やや気落ちした声で、少女がつぶやく。
「うにゃ〜」
カーボがすりより、心配そうな声を出す。
「・・・ま、しょうがない、か! カード出して、帰ろう? カーボ」
「にゃ!」
・・・そう、怪盗猫仮面は、盗みをした跡、予告状を出していくのだ。
『今日の終わりに、あなたのコレクションを頂きます。
貴方の宝物が、私に素敵な夢をくれますように
怪盗 猫 』と。
なぜなら、彼女はまだ12歳。今日が明日になる時刻には、
ベットの中にいるからである(笑)
・・・特に意図したわけではないのだろうが、品物を特定していない為、
何を盗まれるか、狙われた方は見当が付かない。
結果、高価な品を納めた倉庫を日付が変わるまで、丸々警備し、
その後にチェックして、盗難に気がついているようである(^^;
また、彼女に言わせれば、‘(自分の)今日の終わりに頂いて来ている
のだし、予告状とは、一言も言っていない’、そうだ(^^; ・・・卑怯くせエ(^^;
ちゃんちゃん 続く・・・かな?
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